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鳥獣捕獲・調査・講習


背景

1. 中山間地域での獣害

2050年の国土の姿の予測(国土審議会政策部会, 2011)によれば、2050 年には、国土の70%近くが無居住地か、極めて人口密度の低い地域で、逆に国土の30%に人口が集中するといいます。特に、中山間地域に代表されるような過疎地域においては、極端に急激な人口減少が進むでしょう。さらに、無居住化・人口の低密度化する地域の6割が二次林および植林地などの樹林地です。このような樹林地は、担い手の欠如により、管理が放棄されることが予想されます。管理放棄された二次林は多様性の低い極相林へ遷移し、植林地は水源涵養機能の低下や、土壌流出、斜面崩壊の危険性が指摘されています(一ノ瀬, 2013)。昭和50年代頃からは耕作放棄地も増加しています(環境省, 2008)。今後、日本では、世界の先進国に先駆けて人口減少と高齢化が進行すると予測されます。
実は、このような中山間地域での人間活動の減少が、野生動物による農作物被害、林業被害、人身被害といった獣害問題の背景となっています。さまざまな人間活動が営まれていた中山間地域こそが、野生動物と人との生活空間を切り分けていた「境界」でしたが、この境界が消失、あるいは、境界機能が低下したために、現在、さまざまな「獣害」が顕在化し、そこに暮らす住民と野生動物の間に大きな軋轢が生じています。これらの野生動物は、たとえば、日本国内で言えば、ニホンジカ、イノシシ、クマ、ニホンザルなど、比較的身近な普通種です。近年、これらの野生動物は全国規模で軒並み分布域が増加しています。哺乳類学者の間でよく知られる「第6回自然環境保全基礎調査 種の多様性調査 哺乳類分布調査報告書」(環境省自然環境局生物多様性センター, 2004)の全国規模でのこれらの種の分布拡大状況を示します。

11978年と2003年のイノシシ、クマ、ニホンザル、ニホンジカの全国分布
1環境省自然環境局生物多様性センター (2004)を一部改変

1978年と2003年両年に生息が確認されたメッシュは緑色で示され、1978年のみ生息が確認されたメッシュは赤色、2003年のみ生息が確認されたメッシュは肌色で示されています。ニホンジカ、イノシシ、クマ、ニホンザルの4種全てで、赤色より肌色のメッシュが多いため、1978年と比較すると2003年の分布が拡大していることがわかります。
農作物の鳥獣害による被害金額は全国で200億円に達しています(農林水産省, 2010)。本研究で対象とするニホンジカ、イノシシ、ツキノワグマ、ニホンザルは、深刻な農林業被害や人身被害、生態系に強い影響をもたらしています。

野生動物による農業被害額と被害面積の推移。A:被害額、B:被害面積
A:被害額に関しては農林水産省 (2010)から被害金額推移を作図、B:被害面積は三浦 慎悟 (2008)から引用。

野生動物による農業被害額と被害面積の推移を示します。
クマ(ツキノワグマとヒグマ)は、被害金額は5億円程度で被害面積も1万ヘクタール未満ですが、国内最大の哺乳類であり、圧倒的な力の強さから人身被害を毎年起こすため国民の恐怖心を引き起こす動物です。日本には危険な動物が多くいて、たとえばハチ類に刺されて死ぬ人は年間40〜50人いますが、クマに襲われて死亡する人は最近10年間の平均でも年に一人以下です(米田, 1998)。死亡確率から言って決して高くはないのですが、クマに襲われた場合は即効的に血にまみれ激痛の中で死んでゆくことから精神的恐怖が常につきまといます。
一方、シカは、農業被害額は害獣ナンバーワンの位置を占めており、被害金額は70億円を超え、被害面積も3万ヘクタールから5万ヘクタールと最大で、最悪の害獣として知られています。さらにシカは甚大な農業被害もさることながら、生態系にも顕著な悪影響を及ぼしています。
イノシシは、面積的にはシカよりも被害規模が小さく1万ヘクタール程度ですが、被害額は55億円程度とシカに次いで多いです。
サルは、シカ、イノシシに次いで被害額・被害面積ともに3番目の害獣の位置を占めています。
イノシシ、クマ、サル、シカによる獣害の実態を写真で示します。

イノシシ(A)、クマ(B)、サル(C)、シカ(D)による獣害の実態
写真の出典:A:British Wild Boar (2013)、B:Parry (2010)、C:Josh (2010)、D:Klein (2013)

獣害の多くは、集落の無意識による生活形態が野生動物を誘引していることが多いのです。Aのように、ゴミが管理されず、野生動物からのアクセスが容易である場合は、住民が意図せず、餌場を作ってしまっています。イノシシは1日の大半を地道な石ころがしなどによる餌探しに使いますが、いったん容易に餌が入手できることを覚えるとその餌場に通うようになってしまい、獣害の温床となるケースが多いです。
2010年10月22日、山梨日日新聞に掲載された北海道斜里町提供の写真(B)は国民を震撼させました。なお、このニュースは、The Times of Londonなど主要な海外新聞記事も取り上げたため、同日中に世界を駆け巡り、世界中を恐怖に陥れた。北海道・札幌の市街地でヒグマの目撃情報が相次いで報告されていましたが、ついにはヒグマ2頭が公道を悠然と歩いています。人を恐れない「新世代クマ」登場説やドングリ不足説などが囁かれましたが、真相は明らかにならず、混乱が続いた結果、ヒグマは射殺されました。
Cも同様に餌場をニホンザルに与えてしまっています。近年、中山間地域における人手不足により、カキの木などに実がなってもそれを収穫する人間が不在でそのまま放置されるケースが多くなっています。そのような果実は熟すと芳香を周囲に放ち、ニホンザルやツキノワグマなどの木登りの上手な野生動物の餌場となってしまうのです。
Dは、シカによる樹木の剥皮の状況です。樹皮や葉を食べられることで、樹木に大きな損傷を与え、立ち枯れを起こします。湿原では、貴重な高山植物を根こそぎ食べてしまうことや、裸地化・踏みつけによる土壌侵食・崩壊の発生、それと関連する森林の水の浄化機能低下(三浦, 2008)など、大きな問題を起こしています。

2. 環境省の取り組み

鳥獣捕獲の主たる担い手である狩猟免許所持者は、年々減少しており、平成25年度は約18万5千人、最近40年間で6割以上減少しています。また、高齢者の占める割合が高まり、平成25年度では60才以上の割合が6割を超えています。このような状況を受けて、環境省や都道府県では、狩猟免許所持者を増やすために、普及啓発や免許試験の受験機会を増加させる等の取組を行っており、わな猟免許の所持者数は増加もみられるものの、銃猟免許の所持者数の減少に歯止めはかかっていません。

狩猟免許所持者数の推移(環境省(平成28年7月)「認定鳥獣捕獲等事業者講習テキスト〔安全管理講習 技能知識講習〕第4版」)

一方、平成24年度のニホンジカ及びイノシシの捕獲数は、それぞれ38万頭、45万頭であり、10年間でそれぞれ約3倍、2倍に増加しており、近年では許可を受けて行う捕獲数が狩猟による捕獲数を上回っています。

捕獲数の推移(ニホンジカ)(環境省(平成28年7月)「認定鳥獣捕獲等事業者講習テキスト〔安全管理講習 技能知識講習〕第4版」)


捕獲数の推移(イノシシ)(環境省(平成28年7月)「認定鳥獣捕獲等事業者講習テキスト〔安全管理講習 技能知識講習〕第4版」)

この結果、一部の鳥獣種については、生息数の増加が抑えられている地域もあります。しかし多くの都道府県では、ニホンジカ及びイノシシの生息数を減少させるに至っておらず、これらの種による被害も低減していません。
このような背景を受けて、平成25年12月、環境省と農林水産省は「抜本的な鳥獣捕獲強化対策」を共同で取りまとめ、この中で、当面の捕獲目標として、ニホンジカ、イノシシの個体数を10年後(平成35年度)までに半減させることを目指すこととしました。直面する課題に対して、取り組むべき最優先事項を「都道府県による捕獲の強化」と「鳥獣管理体制の強化」とし、被害防止のための捕獲の促進に向けて、国の指導力の発揮や、国民理解の醸成が必要であるとされました。
これらを踏まえ、平成26年に鳥獣法を改正し、認定鳥獣捕獲等事業者の制度を含む、鳥獣の管理を促進する措置を新たに導入することとしました。
これまでの捕獲は、主に狩猟者の協力により、地域の中の相互扶助の精神に基づいた活動に支えられてきました。しかし、捕獲対策の強化が求められている中、捕獲に従事する狩猟者の負担は急激に増加しています。鳥獣の捕獲は、専門的な技術が必要な上に危険も伴う作業です。これまでのボランティア的な作業だけでは、今後、担い手の確保や維持がますます困難になっていくでしょう。
このような中で、認定鳥獣捕獲等事業者と捕獲従事者には、適切に社会の要請に沿った捕獲事業の実施と、そのための体制作りが求められています。
認定鳥獣捕獲等事業者制度とは、鳥獣捕獲等事業者が、鳥獣の捕獲等に係る安全管理体制や、従事者の技能及び知識が一定の基準に適合していることについて、都道府県知事の認定を受けることができる制度です。認定を受けた法人を「認定鳥獣捕獲等事業者」と呼びます。安全管理体制を確保し、適正かつ効率的に鳥獣の捕獲等を実施できることを認定することで、主に公的な鳥獣捕獲等事業の委託又は請負業務(以下、「委託等業務」といいます。)の担い手となる鳥獣捕獲等事業者を育成・確保することを目的としています。
委託等業務とは、「事業主体(発注者)と契約を締結して実施する業務」であり、受託者には契約を履行する責任が発生し、契約内容を確実に遂行して求められる成果を挙げなければなりません。このため、認定鳥獣捕獲等事業者は、鳥獣の捕獲等をする際の安全確保を図るための体制を整備し、適正に捕獲するために必要な技能・知識を有する従事者を十分に配置し、適切に業務を遂行するための体制を確保し、関係法令を遵守して、契約に基づき仕様書に則って、業務を遂行する責任があります。
認定鳥獣捕獲等事業者は、都道府県等による指定管理鳥獣捕獲等事業にとどまらず、幅広い鳥獣種を対象にした被害対策のための捕獲の担い手にもなります。
将来的には、鳥獣の生息状況や被害状況の調査、管理のための計画の検討、捕獲後のモニタリング、評価及び計画の見直しにも関与する等、地域の鳥獣保護管理の総合的な担い手となることも期待されます。

3. NSCでの取り組み

認定鳥獣捕獲等事業者の認定を受けています
NSCでは、神奈川県から「認定鳥獣捕獲等事業者」として認定(認定証番号:神奈川県 第006号)を受けました。


NSCでは、経験豊富なハンターと野生動物専門学者がタイアップしています


業務のご案内
NSCでは、以下二つの業務パターンで、業務の受託を行っています。発注者が国・都道府県の場合は、業務パターンA:指定管理鳥獣事業業務となります。発注者が個人農家や林業従事者等の場合は、業務パターンB:指定管理鳥獣事業以外の業務となります。

業務パターン

発注者 受注者 契約 費用負担 捕獲許可 受託方法
A:指定管理鳥獣事業業務 国・都道府県 NSC 指定管理鳥獣事業業務による委託又は請負契約 国からの交付金 不要 入札による
B:指定管理鳥獣事業以外の業務 個人農家、林業従事者等 NSC 個人農家等との委託契約 個人農家等からの直接負担 必要 NSCへの個別の相談・受注による

業務の内容は、野生動物調査(カメラトラップ調査、GISによるハビタットマップ作成、個体数推定)、クマ出没被害の学習放獣、獣害対策、痕跡から動物の識別(同定)調査などを行います。





資格・認定

1. 各種認定

神奈川県認定鳥獣捕獲等事業者認定(認定証番号:神奈川県 第006号)
科学研究費補助金取扱規定に規定する研究機関指定
府省共通研究開発管理システム(e-Rad)の研究機関登録
全省庁統一資格取得
かながわ電子入札共同システム競争入札参加資格者認定

認定鳥獣捕獲等事業者認定で認定を受けた捕獲方法及び対象とする鳥獣の種類
装薬銃(ニホンジカ、イノシシ)
わな(ニホンジカ、イノシシ)

2. 受賞・表彰

「哺乳類の生息地解析と予測分布モデルを通じた生物多様性保全に関する一連の研究」に関して、第14回環境情報科学センター賞 学術論文奨励賞を受賞(2014年5月)
Migration of Tundra Swans(Cygnus columbianus)Wintering in Japan Using Satellite Tracking: Identification of the Eastern Palearctic Flyway」の論文に関して、日本動物学会からZOOLOGICAL SCIENCE Award 2017を受賞(2017年9月)

実績

1. 狩猟

静岡県の個人農家からの狩猟依頼(シカ、イノシシのわな猟による捕獲)により鳥獣捕獲作業受委託契約受注(静岡県伊東市)
静岡県の個人農家からの狩猟依頼(シカ、イノシシの銃猟による捕獲)により鳥獣捕獲作業受委託契約受注(静岡県賀茂郡)
群馬県の個人農家からの狩猟依頼(シカ、イノシシの銃猟による捕獲)により鳥獣捕獲作業受委託契約受注(群馬県高崎市)
静岡県河津町にて有害鳥獣捕獲事業の一環として捕獲従事者を派遣(シカ、イノシシの銃猟・わな猟による捕獲)(シカ86頭、イノシシ42頭捕獲)
群馬県南牧村全域(国有林を除く)にて有害鳥獣捕獲事業の一環として捕獲従事者を派遣(シカ、イノシシの銃猟・わな猟による捕獲)(シカ50頭、イノシシ10頭捕獲)

2. 講習会開催

2016年10月22日(土)おとなの環境学特別講演会 第2回 「獣の反乱:獣害。科学者とハンターの対策とは?」
2016年12月3日(土)認定鳥獣捕獲等事業者講習会(安全管理講習、技能知識講習)
2017年3月12日(日)認定鳥獣捕獲等事業者講習会(安全管理講習、技能知識講習)
2017年3月12日(日)傷病者の搬出法講習

3. 自主事業

「富士北麓地域を対象とした獣害発生のメカニズム解明」(公益財団法人粟井英朗環境財団採択事業)

4. 学術研究

学術誌
※野生動物に関わる論文のみピックアップしています
Doko, T., Chen, W. and Higuchi, H., (2016) Development of MATCHED (Migratory Analytical Time Change Easy Detection) method for satellite-tracked migratory birds. ISPRS Annals of the Photogrammetry, Remote Sensing and Spatial Information Sciences, III-2, 61-68, doi: 10.5194/isprs-annals-III-2-61-2016 (peer review)
Chen, W, Doko, T., Fujita, G., Hijikata, N., Tokita, K., Uchida, K., Konishi, K., Hiraoka, E. and Higuchi, H., (2016) Migration of Tundra Swans (Cygnus columbianus) wintering in Japan using satellite tracking: identification of the Eastern Palearctic flyway. Zoological Science, 33, No.1, pp.63-72, doi: 10.2108/zs150066 (peer review) (FUJII Award and ZOOLOGICAL SCIENCE Award 2017を2つ受賞)
Reina Uno, Tomoko Doko, Naoki Ohnishi and Hidetoshi B. Tamate, (2015) Population genetic structure of the Asian black bear (Ursus thibetanus) within and across management units in northern Japan, Mammal Study, 40, No.4, pp.231-244, doi: 10.3106/041.040.0404 (peer review)
土光智子, 嶋津恒彦, 田口亮太郎 (2014) "パッチ移動による死亡リスクと睡眠時間の最適戦略 (数学と生命現象の連関性の探究: 新しいモデリングの数理)" RIMS Kokyuroku, No.1887, 36-55
Tomoko DOKO, and Wenbo CHEN, (2013) Biodiversity assessment with camera traps: a case study of monitoring mammals at Mt. Fuji, central Japan, Journal of Environmental Information Science, 27, pp.21-26 (peer review)
Doko T., and Chen W., (2013) The geographical distribution and habitat use of Japanese serow (Naemorhedus crispus) in the Fuji-Tanzawa region, Japan, Journal of Environmental Information Science, 41, No.5, pp.53-62 (peer review)
土光智子, 金治 佑, 村瀬 弘人, 佐々木 裕子, 望月 翔太, (2013) "ハビタット解析って何?ハビタットモデルを用いた分布域推定の最新手法", 哺乳類科学 53 (1), pp.197-199
Doko T., Chen W. and Ichinose T., (2011) Applicability of a predictive distributional model for the distribution of the Asiatic black bear (Ursus thibetanus japonicus) to a local population in the Tanzawa region of Japan, Journal of Environmental Information Science, 25, pp.215-220 (peer review)
Doko T., H. Fukui, A. Kooiman, A.G.Toxopeus, T. Ichinose, W. Chen, and A.K. Skidmore, (2011) Identifying habitat patches and potential ecological corridors for remnant Asiatic black bear (Ursus thibetanus japonicus) populations in Japan, Ecological Modelling, 222, No.3, pp.748-761, doi:10.1016/j.ecolmodel.2010.11.005 (peer review)
土光智子, 福井弘道, 大澤啓志, 一ノ瀬友博, (2009) ロジスティック回帰モデルを用いた環境指標によるツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)の生息確率予測モデル, 環境情報科学論文集, 23, pp.107-112 (peer review)
Doko T., (2009) Web-based GIS development as a policy making support system for conserving biodiversity: Case study in Fuji-Tanzawa region, Japan, The 33rd International Symposium on Remote Sensing of Environment, International Society of Photogrammetry, Volume I & II, pp.344-347 (ISBN: 978-0-932913-13-5) (peer review)
Doko T. and Fukui H. (2009) Geospatial Approaches Towards Biodiversity Conservation-Case study in Fuji-Tanzawa regions in Japan, KEIO SFC JOURNAL, 9 (1) pp.7-20
Doko, T., (2008) Testing Accuracy Of Gps Using Satellite-Tracking System For Collared Animals, 慶應義塾大学湘南藤沢学会・第6回研究発表大会抄録集(2008年度) 6, pp.21-24. (優秀論文賞を受賞)
土光智子, (2008) 「ツキノワグマの生体捕獲調査方法と衛星追跡システム」, 環境情報科学, 37 (4), pp.124-125
Doko T., A. Kooiman, and A.G.Toxopeus, (2008) Modeling Of Species Geographic Distribution For Assessing Present Needs For The Ecological Networks, The International Archives of the Photogrammetry, Remote Sensing and Spatial Information Sciences, 37, pp. 267-276 (peer review)
土光智子, (2008)「ニホンカモシカの生息地域予測モデルと地理的分布」, 環境情報科学, 36 (4), pp. 124-125 (事務局長賞受賞)

書籍
土光智子, "第4部 第9章 神様でない人間がする野生動物の頭数管理、自然再生", ザ・環境学: 緑の頭のつくり方(小林光編, 勁草書房)(2014)(分担執筆)
Doko T. and Chen W., Ecological Networks for Biodiversity Conservation: Theory and Practice, Biodiversity Conservation: New Research, Richard L. Nelson & John F. Carter (Eds.), Hauppauge, N.Y.: Nova Science Publishers, Inc., 2012, pp.1-26 (ISBN: 978-1-62081-147-4) (partial contribution)
Doko T., Modeling Asiatic black bear's geographic distribution, Michael Law (Eds.), 『2008 ESRI Map Book, Vol.23』, ESRI Press. (ISBN: 978-1589481930) (partial contribution)